力士コロナ死を海外メディアも大々的に報道「病院の受け入れ拒否は非常に悲しい話」
大相撲高田川部屋所属の三段目力士、勝武士さん(本名・末武清孝)が新型コロナウイルス感染により、28歳の若さで死去した衝撃は大きく、海外の通信社だけでなく、スポーツや芸能のゴシップネタを扱う米TMZ(電子版)は「スモウレスラー・ショウブシがCOVID-19で死去…わずか28歳で」との見出しで写真と取り組みの動画とともに伝えた。
13日(日本時間14日)の同サイトは勝武士さんの本名や07年に角界入りしたことや、死に至るまでの経緯を説明しながら、「報道ではショウブシは4月4日に発熱などの症状が出始めたが、複数の病院から受け入れを拒否されたとあり、非常に悲しい話だ」とした。最後は「ショウブシは若いプロのアスリートで感染死の危険性があるようには見えなかったという点をはっきりさせておきたい。ご冥福をお祈り致します」との言葉で結んだ。
英ガーディアン紙(電子版)は「彼(勝武士)は力士初のウイルス感染死で20代では日本人初と伝えられている」とし、日本相撲協会・八角理事長の談話「1カ月以上の闘病生活、ただただ苦しかったかと思いますが、力士らしく、粘り強く耐え、最後まで病気と闘ってくれました」を紹介。感染拡大の影響で今月24日初日予定だった夏場所が中止になり、7月場所は無観客を予定しているとも報じた。