桐生祥秀が使用 アシックスのピンなしスパイク技術が世界的展示会で表彰

 アシックスは14日、同社のスパイクピンのない陸上スプリントシューズ「METASPRINT(メタスプリント)」に用いられている技術が、世界最大規模の複合材料展示会「JEC WORLD2020」で表彰されたと発表した。

 陸上男子100メートル前日本記録保持者の桐生祥秀(日本生命)などが履く同シューズは、CFRTP(炭素繊維強化熱可塑性樹脂)を用いた複雑な立体形状を実現する成型技術が使われており、これが「スポーツ&ヘルスケア部門」で「イノベーションアワード」を獲得した。

 アシックスによると、この技術を用いて製造された同シューズは、これまでスパイクピンがトラックに刺さり、抜ける時間を短縮し、エネルギーロスを減らし、推進力を高めるという。アシックススポーツ工学研究所の原野健一所長は「このたびは、このような名誉ある賞をスポーツ業界で受賞でき大変うれしく思っております。本技術を活用した、環境にも配慮した高性能シューズがトップアスリートのパフォーマンス向上に貢献できることを願っています」と、コメントした。

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