ザギトワが来季競技復帰か ロシア連盟の強化選手入り 昨年末に活動停止発表
ロシア・フィギュアスケート連盟は15日、2020-2021年の強化選手を発表した。女子では昨年12月にキャリアの一時中断を発表した18年平昌五輪金メダリストのアリーナ・ザギトワ(17)も名を連ねた。
ザギトワは2月に日本のテレビ番組の中で「来季はレベルアップして競技に戻りたい」と明かしており、また前日14日に行われたザギトワのインスタグラムでの生配信では、振り付け師のグレイヘンガウス氏が新シーズンのザギトワのプログラムについて、すでに構想があることを明かしており、五輪女王は競技復帰を模索しているとみられる。
ロシア国営通信社の「タス通信」は「ザギトワとメドベージェワは次のシーズンに向けて、ロシアのナショナルチームに参加する」と、報じた。ただ、同メディアによると、同連盟のゴルシコフ会長はザギトワ側から「来季についての連絡はきていない」と、話したという。
ザギトワは苦しんだ昨季、12月のGPファイナル(6位)に終わった後、ロシア選手権を前に、活動停止を表明。「私は今、すでに、すべてを手にしている」とした上で「これまでは常に何かが欠けている感じがしていた。その状態に戻したい」と、五輪で金メダルを獲得した後、モチベーションの維持に苦しんでいたことを明かし、引退の可能性も取りざたされていた。
昨季のGPファイナルを制したアリョーナ・コストルナヤ、同2位のアンナ・シェルバコワ、同3位で来季からエフゲニー・プルシェンコ門下となるアレキサンドラ・トルソワが順当に選出。平昌五輪銀メダリストのエフゲニア・メドベージェワ、元世界女王のエリザベータ・トゥクタミシェワも入った。