ロシア問題、五輪前に決着か ドーピング係争でWADA見通し

 【ジュネーブ共同】世界反ドーピング機関(WADA)は15日、ロシアの不正を認定して同国選手団を東京五輪・パラリンピックなど主要国際大会から4年間除外した昨年12月の処分を巡り、決定を不服としてスポーツ仲裁裁判所に提訴したロシア反ドーピング機関(RUSADA)との係争について「延期された東京大会前に、余裕を持って結論が出ると確信している」と明らかにした。

 コロナの拡大は裁定に影響しないとの見通しが示された。15日のオンライン形式でのWADA常任理事会では、モスクワの検査所から回収した検体の再検査で、違反の疑われる分析結果が61件に上ったことが報告された。

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