体操・17歳の北園丈琉 五輪1年延期「もっとうまくなる」
体操男子で18年ユース五輪5冠に輝いた大阪・清風高3年の北園丈琉(17)は、東京五輪の1年延期をプラスに捉えている。
東京五輪開催が決まった10歳のときから「高校3年で挑む東京で団体総合、個人総合で金メダルを獲得する」と公言してきた。その目標をかなえることはできなくなり、しばらくは喪失感も大きかったというが、今は気持ちを切り替えた。「あと1年練習できる。もっとうまくなれる」と先を見据える。
清風高に入って急成長。五輪個人総合2連覇の内村航平(リンガーハット)が才能を高く評価するほどだ。昨秋は6種目合計35・1点台だったDスコア(演技価値点)を36点台まで底上げすることを目指し、「与えられた時間を絶対に無駄にしない」と鍛錬に励む。