東京五輪組織委 バッハ会長「来夏無理なら中止」発言に「コメントは控えたい」
東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長(76)が21日、オンラインで取材対応した。
国際オリンピック委員会(IOC)のトマス・バッハ会長は20日の英BBCによるインタビューの中で、新型コロナウイルスの影響で来年に延期された東京五輪・パラリンピックについて、21年の開催が無理ならば中止とする見通しを示したことについて、武藤事務総長は「報道で存じ上げているが、直接伺ったわけではない。直接的なコメントは控えたい」と、述べるに止めた。
また、同インタビューの中で、安倍首相が1年の延期について「最後の選択肢」と強調していたと、バッハ会長が明かしたことについても「私は伺っていない。安倍首相は事情を勘案して、1年程度の延期を提案されて、バッハ会長が了承したと理解している」と、説明した。