大坂なおみ 歴代1位!40憶4000万円稼いだ 女性アスリートで最高額に

 女子テニスで世界ランク10位の大坂なおみ(22)=日清食品=が世界で最も収入の多い女子アスリートとなった。22日に米経済誌フォーブス(電子版)が報じた。1年間の収入は、賞金やスポンサー等の契約金を合わせて3740万ドル(約40億4000万円)。来週発表されるアスリート長者番付では29位に入る見込みだ。

 男女を通じてアジア人初の世界ランク1位に輝いた経歴を持つ大坂にまた1つ、輝かしい「ナンバー1」が加わった。フォーブス(電子版)によると、大坂の1年間の収入は3740万ドル(約40億4000万円)で、これは同誌が統計を始めた1990年以降では女子アスリート史上最高額。従来の最高額は2015年のマリア・シャラポワ(ロシア)で2970万ドル(約32億700万円)だったが、これを770万ドル(約8億3000万円)も塗り替えた。

 大坂は四大大会の女子シングルスで2018年9月に全米、19年1月に全豪制覇を達成。同誌によると25年までの契約を結ぶナイキからの収入が1000万ドル(約10億8000万円)を超え、他にも日産自動車、資生堂、ヨネックスなど計15社とスポンサー契約を結んでいる。

 19年は9月の東レ・パンパシフィック・オープン(大阪)優勝で14万1500ドル(約1500万円)を獲得。続けて優勝した10月の中国オープンでは約152万ドル(約1億6400万円)をゲットした。

 来週発表される恒例のアスリート長者番付では29位に入り、38歳のセリーナ・ウィリアムズ(米国)が3600万ドル(約38億8800万円)で33位となった。ランキングは19年6月1日から1年間の賞金やスポンサー収入などで算出。上位100人に女子2人がランクインするのは4年ぶりだという。

 記事中では、南カリフォルニア大経営大学院でスポーツビジネスを専門とするデービッド・カーター教授のコメントを紹介。「彼女は若さと二文化の中で育った経歴を兼ね備えているので、若者と世界の観衆を引きつけることができた。よって世界的なスポーツ市場の象徴となった」と分析している。

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