山中慎介氏「神の左」伝授 ボクシング五輪代表に講義、技術論など語る
日本ボクシング連盟が東京五輪代表らを対象にしたオンライン講座が23日に行われ、元WBC世界バンタム級王者の山中慎介氏(37)が講師を務めた。日本歴代2位の12連続防衛を果たした山中氏は「プレッシャーに打ち勝つ」をテーマに試合への調整方法や「神の左」と呼ばれた自らの技術論などを語った。
男子ウエルター級五輪代表の岡沢セオン(24)=鹿児島県体協=は「よいイメージだけでなく悪いイメージもしておくことが、平常心につながる」と感銘を受けた様子。来年6月に世界最終予選に挑む男子ライトヘビー級の梅村錬(22)=拓大=は「“ゴッドレフト”と異名を持つ山中さんのパンチの打ち方、足を意識した上半身への力の伝え方など貴重な話を聞くことができた」と収穫を口にした。