朝乃山「尊敬、目標とされる大関に」「一つ上の番付を」NHKにリモート出演
NHKは24日、新型コロナウイルスのため中止となった大相撲夏場所の替わりとして「大相撲特別場所~テレビ桟敷へようこそ~」を放送した。同日が初日の予定だった。新大関朝乃山(26)=高砂=がリモート出演し、近況を伝えた。
夏場所が中止となり、新大関お披露目はお預け。「7月場所(7月19日初日、東京・両国国技館)があるのでそれに向けて体を作っていく」と、気持ちは切り替えている。
接触を伴う稽古は自粛していたが、徐々にぶつかり稽古も再開。「僕らの部屋もぼちぼちやっている。ぶつかりで胸を出している」と明かした。
昨年夏場所で初優勝を果たし、トランプ米大統領から表彰されてから1年。「去年、優勝しそこから自信に変わったのでここまできた。自分の右四つの相撲が取れたので結果に結びついた」と、振り返った。
7月場所も春場所同様、無観客開催を目指している。「下の子から尊敬、目標とされる大関になりたい。気が早いけどここまできたら一つ上の番付を目指して頑張りたい。同世代で上に立って角界を盛り上げていきたい。テレビの前で自分だけじゃなく力士全員を応援よろしくお願いいたいします」と、ファンに呼びかけた。
同番組は夏場所初日、中日(31日)、千秋楽(6月7日)に合わせ3回放送。第1回のこの日は「歴史彩る横綱全盛期」と題して、元横綱千代の富士や北勝海(現八角理事長)、朝青龍らの名勝負などを振り返った。
また、大相撲7月場所(7月19日初日、東京・両国国技館)へ向けて調整する現役力士が、3週連続でリモート出演をする。