瀬戸大也の新コーチに指導歴なしの同級生 過去にJSS毛呂山在籍、気心が知れた存在
競泳男子の東京五輪金メダル候補、瀬戸大也(26)=ANA=の新しいコーチに埼玉栄高時代の同級生で本格的な指導歴がない25歳の浦瑠一朗氏が就任したことが27日、関係者への取材で分かった。小学5年から指導を受けた梅原孝之コーチと4月にたもとを分かった競泳界のエースは異例の態勢で大舞台へ向かう。
浦氏は瀬戸や萩野公介(ブリヂストン)らと組んだ400メートルリレーなどリレー3種目の中学記録を持っている。関係者によると、瀬戸が所属するJSS毛呂山に在籍した時期があり、気心が知れた存在という。
瀬戸は昨年の世界選手権で200メートル、400メートルの個人メドレー2種目で金メダルを獲得し、両種目の五輪切符をつかんだ。五輪延期決定後に「もう一度同じことをやるより違ったアプローチの方が、覚悟を持って挑戦できる」として梅原コーチのもとを離れた。