東京五輪の会場確保「慎重な交渉が必要」 延期決定から2ヶ月…準備は順調に

 東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長(76)が28日、インターネットで会見し、国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ調整委員長が、来夏に延期された大会の開催可否の判断は今年10月、との見解を示した件は誤りと明らかにした。

 武藤事務総長が、東京大会の会場確保について、引き続き所有者と交渉していると繰り返した。今夏と同じ会場の使用を申し入れているものの、来夏に予定を入れている施設もあり「相手のあること。五輪だから当然(借りられる)ということではなく、慎重な交渉が必要」と話した。延期決定から2カ月、作業の遅れを懸念する質問には「準備は順調」と言い切った。

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