五輪開催の可否判断「10月」は誤り 組織委、コーツ委員長本人に確認「個人的見解」
東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長(76)が28日、インターネットで会見し、国際オリンピック委員会(IOC)のジョン・コーツ調整委員長が、来夏に延期された大会の開催可否の判断は今年10月、との見解を示した件は誤りと明らかにした。
コーツ委員長に関しては先日、10月が実施できるかどうかを判断する重要な時期になるとの見通しを示した、と報じられた。武藤事務総長は本人に確認したといい、趣旨は個人的見解であり「秋にかけて、コストの問題や新型コロナウイルスの状況も明らかになっていくであろうと。大会の開催にあたってどのような配慮や対策が必要なのか、を議論するタイミングがくるだろうと。それが個人的見解として10月。タイムラインを公式に持っているわけではない。開催可否は10月とは言っていない、と確認した」と強調した。
五輪史上初の延期となった大会の開幕まで1年2カ月足らず。武藤事務総長は「必ずみなさんの元にいいニュースを届ける」と、揺るぎない決意を示した。