日本自転車競技連盟は９日、オンラインで会見を行い、来夏に開催される東京五輪のＢＭＸに出場する代表選手４人を発表した。東京五輪の新競技、フリースタイル・パークの男子は２０１９年Ｗ杯年間王者の中村輪夢（１８）＝ウイングアーク１ｓｔ＝が内定。女子は大池水杜（２３）＝ビザビ＝が選ばれた。レースの男子は１６年リオ五輪に出場した長迫吉拓（２６）＝日本写真判定、日本女子初の代表には畠山紗英（２１）＝日体大＝が選出された。

　レース女子の畠山は地元の神奈川県寒川町で練習を公開し、起伏のあるコースで軽快な走りを披露した。来夏の祭典に向け「すごく楽しみ。出るからにはメダルを獲得し、全力を出せれば」と意気込んだ。レース男子の長迫は２大会連続出場。リオ五輪では準々決勝で敗れた。「前回大会で国を代表して出る重みを感じた。メダルを目指すのは当たり前だと思うが、その上でベストパフォーマンスをしたい」と前を見据えた。