昨年のラグビーＷ杯日本大会で日本代表の史上初となる８強進出に貢献したＷＴＢ福岡堅樹（２７）＝パナソニック＝が２１年に延期された東京五輪出場を断念することになった。日本ラグビー協会は１３日、来年に延期された東京五輪の男子７人制日本代表第２次スコッド３人とトレーニングスコッド２人の離脱を発表。トレーニングスコッドの離脱者に福岡が含まれた。

　福岡は１９年Ｗ杯後に１５人制代表引退を表明。２０年に行われる予定だった東京五輪出場を目標に据えていた。

　また、福岡は当初は２０年の東京五輪後にトップリーグ（ＴＬ）の出場を経て引退、医学の道に進む考えを明かしていた。だが、コロナ禍により、東京五輪は延期、ＴＬも２０年秋開幕予定から２１年１月の開幕に変更される見込みとなっている。

　福岡は祖父が医師、父が歯科医で、高校時代に手術を受けた医師の影響も受けて、当時から医学の道を志していた。

　福岡は１４日今後についてオンラインでの記者会見を行う。