「全米OP」大坂なおみ、錦織圭が出場意向 シングルス予選取りやめ無観客開催へ

 テニスで女子の元世界ランキング1位、大坂なおみ(22)と右肘故障で休養している男子の錦織圭(30)=ともに日清食品=が今年の全米オープンに出場意向であると16日、マネジメント会社が明らかにした。

 新型コロナウイルスの感染拡大により3月からツアーは中断しているが、AP通信は、米国協会が全米オープンを当初の予定通りに8月31日にニューヨークで開幕する方針を固めたと報じた。感染防止策を含んだ開催案がニューヨーク州に認められれば正式発表される見込みだという。

 2018年大会女子シングルス覇者の大坂は現在、カリフォルニア州でツアー再開に向けた準備を進め、錦織はフロリダ州で復帰を目指して練習に取り組んでいる。

 今夏の全米オープンは、計画ではシングルス予選を取りやめ、無観客で行う予定。スタッフの人数制限や大会中の宿泊先も限定したりするなど感染のリスクを減少させる狙いで、協会の広報担当者は「何よりも健康と安全を重視した包括的なプランだ」と話す。ただ新型コロナの被害が甚大だったニューヨークでの開催に疑問を呈し、男子のノバク・ジョコビッチ(セルビア)ら出場に後ろ向きな有力選手も少なくない。

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