パラリンピック会長が再考要求 全米テニス、車いす中止で

 国際パラリンピック委員会(IPC)のパーソンズ会長は18日、8月31日に無観客で開幕するテニスの全米オープンで車いすの部が実施されないと発表されたことに対し「失望している」とし、主催者の全米テニス協会に再考を求める声明を発表した。

 声明は「選手たちは決定に動揺し憤りを感じている」と指摘。コロナの影響でスポーツ界は多くの困難に見舞われているが「そのことは一部の選手を差別し、あらゆる人に開かれるべき大会に参加させない理由にはならない」と不快感を示した。

 IPCアスリート委員会のゴテル委員長は「一般の男女がプレーできるなら車いすの部も実施できる」と付け加えた。

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