ラグビーW杯の経済波及効果6464億円に チケット販売率99%はW杯史上最高

 日本ラグビー協会は24日、19年のW杯日本大会を分析したリポートを発表し、オンラインで説明を行った。経済波及効果は過去最大の6464億円と大会前の試算4372億円を大きく上回った。

 W杯による訪日客は約24万2千人で、その消費は経済波及効果の54%となる3482億円を占めた。訪日客の6割近くが初来日で平均滞在期間は16泊。1人当たりの消費金額は68万円超で、長期滞在と消費単価の高さが試算を大きく上回り、アジア初開催大会を経済的成功に導いた。

 チケットは、台風で中止となった3試合を含めて45試合で184万枚弱を売り、販売率99%はW杯史上最高となった。国内居住者対象のアンケート結果からは、年に一度以上観戦している“コアファン”と“非コアファン”、海外からのファンがそれぞれ3分の1に近い割合で来場していたことが示された。

 今回の成功を踏まえ、森重隆会長は「再びW杯を招致し、日本代表が優勝できるように世界で一番のチームにする」と誓った。

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