デザイナーが羽生結弦の衣装に懸けた情熱「私が今作ることができる最高のもの」

 国際スケート連盟(ISU)が7月11日にオンラインで開催するフィギュアスケートのISUアワードで、ベストコスチューム部門に最終ノミネートされている3作品の衣装のデザイナーが、同賞のサイトでそれぞれの衣装への思いを寄せている。

 男子の五輪2連覇王者・羽生結弦(ANA)がフリー「Origin」で身にまとった紫の衣装を手がけた伊藤聡美さんは、「私が今作ることができる最高のもの」と語った。

 羽生の「Origin」は、尊敬するエフゲニー・プルシェンコの伝説的プログラム「ニジンスキーに捧ぐ」をモチーフにしたもの。伊藤さんは今回の衣装について、その原点となっているバレエダンサー、ヴァーツラフ・ニジンスキーの「薔薇の精」からインスパイアを得たことを明かしている。「羽生選手のニュートラルで神秘的なイメージの衣装を作りたかった」とし、日本で「高貴な色」とされる紫を選び、自ら染め上げたという。衣装には15本の薔薇、3匹の蝶があしらわれており、蝶は刺繍職人に特別に製作してもらった。

 また、長く羽生の衣装を担当している伊藤さんによると、衣装の重さは620グラム。5年前の衣装は850グラムで軽量化にも成功。制作にかかった時間は約1カ月。「素材や装飾に独創性と工夫を凝らし、高級感のあるデザインを保ちながら、衣装をとても軽くすることができました。デザインと機能性のバランスが良く、羽生選手にしか着れない衣装だと思います」と、強調した。

 前シーズンの「Origin」では黒い衣装だったが「昨年、『羽』をテーマにした黒い衣装が完成した時、“これが今までで一番”と思ったので、よりいいものが作れるとは思っていませんでした。でも、新しい衣装も羽生選手に似合っていたので嬉しかった」と、振り返った。

 ベストコスチューム部門は、女子のアンナ・シェルバコワ(ロシア)のフリー、アイスダンスのチョック、ベイツ組(米国)のフリーの衣装との争いとなっている。

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