体操・村上茉愛、3カ月ぶりの練習に笑顔「またスタートできる」 五輪への決意新たに
体操女子で18年世界選手権個人総合銀メダリストの村上茉愛(23)=日体ク=が29日、練習拠点とする横浜市の日体大での練習を約3カ月ぶりに再開した。全4種目の器具を使って3時間、軽めに体を動かし「やっとここに戻ってこられて安心した。またスタートできる」と笑みを浮かべた。
新型コロナウイルスの影響で4月3日に練習場が使用できなくなり、東京都内の実家に戻っていた。東京五輪の1年延期が決まった際は「すごく仕上がっていたのに、という悔しい気持ちもあった」と言うが、万全ではない現在は「状態を戻せたら、新しい技を入れてみたい」と前向きに捉える。
次戦は9月の全日本シニア選手権(高崎アリーナ)を予定。「東京五輪の団体総合と個人種目でメダルを取る目標は変わらない。この1年で力が落ちた、ではなく、強くなったと言われるように頑張っていきたい」と決意を新たにした。