池江璃花子 抗がん剤治療で髪が抜け「すごくショックを受けた」
競泳女子で白血病からの復帰を目指す池江璃花子(19)=ルネサンス=が2日、東京都内で行った練習をオンラインで公開した。以下、池江と一問一答。
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-あらためてだが、19年2月に白血病という診断を受けて。
「白血病という病気がどういう病気かそこまで分からず、抗がん剤治療で髪が抜けることにすごくショックを受けた。(東京五輪を目指す必要がなくなり)ホッとした気持ちもあった。頑張りすぎた、休んでまた頑張ろうと思って入院生活が始まった。つらかったのはやはり抗がん剤治療。1日に何度ももどしたし、食欲が全くない期間もあった」
-これまでいろいろな発信をしてきた。
「別に隠す必要もないと思っていた。今は克服してここまで来ているけど、がりがりになった姿や髪が全くない時期も、病気になった人はみんな経験している。ここまで戻ってこられるんだって希望をたくさんの人に与えたい。病気になる前、女性の坊主を映画で見て、めちゃめちゃ格好いいと思い、人生で一回は坊主にしてみたいと思ったことがある。その機会ができて逆に良かったなと思ったり。今は早く伸びてほしいです(笑)」
-今いちばん幸せを感じる瞬間は。
「普通に生活することが本当に幸せ。今はあまりできないけど、友達と遊びに行ったり、みんなでおしゃべりしながらストレッチしたり、トレーニングも。病気前は当たり前だったけど、またできるようになったとき、すごい幸せを感じたし、今も感じている」