御嶽海 本人なのに“御嶽海に似てる”と言われ… 大雨の地元には「元気を」
「大相撲7月場所」(19日初日、両国国技館)
関脇御嶽海(27)=出羽海=が8日、都内の部屋で稽古後、電話取材に応じた。前日の七夕、短冊に「元気をとどける」と書いたことを部屋のHPで紹介していた。
「やっぱ、元気なくしている人多いんでね、元気を届けたいっていうのが、スポーツも徐々にですけど開催し始めて、相撲も開催できるから、そこでしっかり、元気のいい相撲を取って、届けたいですね」と明かした。
新型コロナウイルスに加え、現在、九州を始め豪雨被害が広がっている。御嶽海の実家のある長野県上松町もこの日朝、特別警報が出ていた。「俺の実家、大変ですよ。おかみさんに言われて気づいて、さっき電話したら、家は大丈夫だけど、あちこち通行止めだから外に出られないって」と家族はとりあえず無事で安どした。
昨秋も長野県は川が氾濫するなど水害に見舞われた。「あの時もやばかったし、だいぶ、落ち込んでいますから。地元の友達とかは大丈夫みたい」。故郷に少しでも「元気をとどける」のは役目だ。
今、一番したいことは「温泉に行きたい、ゆっくりしたいですね」と言う。お気に入りの温泉はもちろん「長野です」とキッパリ。
以前、地元で「御嶽海によく似てるね」と声をかけられ、御嶽海は「よく言われるんですよ。よろしく伝えておきますね」と応じた。すると、「最近は僕は炎鵬を応援しているんだよ。最近(御嶽海は)負けるから炎鵬を応援している」と、本人を目の前に、言われてしまったという。
「長野県民で初めて、ちょっとショックを受けたわ。これは作り話じゃないですよ」。“流出”した地元ファンを炎鵬から取り戻すためにも、7月場所で3度目Vを目指す。