陸上・五輪マラソン代表対決は前田に軍配 一山は2位「まだまだ力がないなと思った」
「陸上・ホクレン中長距離チャレンジ」(8日、深川市陸上競技場)
東京五輪女子マラソン代表が出場した1万メートルでは、前田穂南(23)=天満屋=が自己ベストを30秒以上更新する31分34秒94で1位となり、一山麻緒(23)=ワコール=が2位だった。
東京五輪の女子マラソン代表対決となった1万メートルは、前田に軍配が上がった。スタート後からトップ争いを演じ、7200メートル付近で前田が一山を引き離してフィニッシュ。2年ぶりに自己ベストを38秒93も更新した。
前田によると、一山とトラックで1万メートルを競ったのは初めてという。「どういう感じか分からなかった。少し意識したけど、自分のレースがどれぐらいできるかだった」。4日の5000メートルに続く自己ベストの連発で好調ぶりをアピールした。
一山は、五輪代表を決めた3月の名古屋ウィメンズ以来の実戦。自己ベストを更新できず「後半ペースダウンして、まだまだ力がないなと思った。しっかり練習を積めていたし、不安なくスタートラインに立てたけど」と表情は曇りがちだった。