中国が年内の国際大会を中止へ 北京五輪テスト大会除く GPファイナルは開催見込
中国のスポーツ局は9日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、2020年内に中国で開催される予定の国際スポーツイベントについて原則キャンセルとする方針を発表した。新華社通信、AP通信など現地、海外メディアが一斉に報じた。ただ、2022年の北京冬季五輪のテスト大会は例外とするという。
年内で中国国内で開催予定の主な国際大会は、10月のテニス男子の上海マスターズ(上海)、同女子の中国オープン(北京)と11月のWTAツアーファイナル(深セン)。バドミントンでは12月にワールドツアーファイナル(広州)などが予定。ゴルフも10月に男女の米ツアーが予定されているが、開催は微妙な情勢となった。
フィギュアスケートでは、GPシリーズ第3戦の中国杯(11月6~8日、重慶)と、シリーズ上位6人が争うGPファイナル(12月10~13日、北京)が予定。GPファイナルは五輪テスト大会とされているため、開催される見込み。
ロシアのタス通信によると、国際スケート連盟(ISU)のラケルニック副会長は「中国杯はどうなるか分からないが、五輪テストイベントについてはこの決定は適応されない」と、話したという。