2児の母・フェンシング佐藤希望「子供たちにオリンピックを見せたい」
フェンシングのエペ日本代表が11日、静岡県沼津市で合宿を公開した。合宿には、リオ五輪代表の佐藤希望(34)=大垣共立銀行=や見延和靖(32)=ネクサス=らが参加し、基礎練習で汗を流した。
2児の母でもある佐藤はコロナ期間中、地元・福井で子供たちと過ごしたという。「自分のトレーニングの時間がなかなかとれなかった」と話すが、週2回、代表選手とZOOMでトレーニングや長男が自転車、佐藤がランニングで河原に行くなどして子供との時間も大切にした。佐藤は「子供たちにオリンピックを見せたい。やることをしっかりやれば(リオ五輪よりも)上の成績が出せると思う」と東京五輪での躍動を誓った。
また、来夏の東京五輪でメダル獲得に期待がかかるベテラン・見延は「俊敏性はかなり落ちたが、距離の取り方やタイミングは感覚としては残っている。体に染みついている」と焦りはない。「体力的には65~70%くらいまで戻ってきた。ここから負荷をかけていく」と話した。