羽生の強い衣装愛「唯一無二な存在に見せるもの」 Originの衣装がノミネート
国際スケート連盟(ISU)は11日、新設されたフィギュアスケートのISUアワードをオンラインで開催した。最優秀選手賞(MVS)は五輪2連覇王者の羽生結弦(25)=ANA=が選ばれた。世界王者のネーサン・チェン(米国)、アイスダンスのパパダキス、シゼロン組(フランス)がノミネートされていた。日本スケート連盟は12日に羽生のコメント動画を公式ツイッターで公開。新シーズン初戦は未定だが、スケートができる幸せをかみしめ、羽生は理想の滑りを求め続ける。
羽生のフリー「Origin」の衣装がノミネートされていた最優秀衣装賞はチョック、ベーツ組(米国)に譲ったが、羽生が強い衣装愛を語った。ベストパフォーマンスを披露する上で「コスチュームはすごく重要。プログラム、ストーリーを表現するために必要」と羽生。「スケーターとして羽生結弦がどれだけ唯一無二な存在であるかを見せるものでもある」と英語で応対し、衣装は表現の一部であるとした。
また賞を獲得した2人に大きな拍手を送る場面も。オンラインでの出演となったが、アワードを通して全てのスケーターへのリスペクトを忘れない、羽生らしい振る舞いが続いた。