重量挙げ・三宅宏実 東京五輪延期は「ボーナスタイム」集大成へ「体を修復する時間に」
重量挙げ女子で2大会連続五輪メダルを獲得している三宅宏実(34)=いちご=が14日、オンラインで合同取材に応じ、1年延期となった東京五輪に向け「ボーナスタイム。本当にだめだという時が来るまでは前向きにやりたい」と意欲を見せた。
3月に五輪延期が決定し、直後は「1歳年を重ねるのは結構な歳月がある。気持ちが少し落ちてしまった」とショックを受けた。「(延期が)2年だったら諦めていた」と話すほどだが、気持ちは既に切り替えている。「張り詰めていた気持ちがぷつんときれて、体も心もリセットできた。延びたことで体を修復する時間になると思う」と前向きに捉えた。
東京五輪を競技生活の集大成に位置づけるだけに「(コロナ禍で五輪が)なくならないでほしい」と切実に願う。24年パリ五輪の出場は「100パーセントない」ときっぱり。「(東京五輪で)金メダルを目標にしたい」と、最後の五輪で悲願達成を目指す。