コロナ死去の勝武士さんへ弔い星 高田川トリオそろって白星

 切り返しで竜電(上)が炎鵬を下す=両国国技館(撮影・伊藤笙子)
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 「大相撲7月場所・初日」(19日、両国国技館)

 元三段目の勝武士さんが新型コロナウイルスに感染して亡くなり、師匠の高田川親方(元関脇安芸乃島)も感染するなどした高田川部屋の関取3人は全員が白星発進した。

 勝武士さんが付け人を務めた幕内竜電(29)は小兵炎鵬を切り返して技ありの弔い星。「気合入れてやりました。(勝武士さんと)これからも一緒にやっていきたい。いい相撲を取って(勝武士さんに)喜んでもらいたい」と、天国にささげた。

 幕内輝(26)は巨漢碧山を押し出して会心星。十両白鷹山(25)は自らも感染し、コロナ禍の恐怖を知った。大翔丸を押し出して勝利。勝武士さんへの思いを込めたかと問われると「もちろん、それもあります」とうなずいた。

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