三原舞依 喜びとともに復活へ「氷ってこんなに滑るんだ」昨季は体調不良続き欠場
フィギュアスケートの全日本シニア合宿が21日、大阪府内で報道陣に公開された。昨季は体調不良が続き、大会出場から遠ざかった17年四大陸選手権優勝の三原舞依(20)=シスメックス=も参加。「この合宿に呼んでいただけて、ビックリしてます。4回転バンバン跳んでいるシニア1年目の選手と一緒だったり、去年活躍している選手もいる。すごくいい刺激を受けている」と、喜びを語った。
氷上練習を再開した直後に、コロナ禍による緊急事態宣言により、自粛に。「自分の体調のこともあって、なかなか氷に立てていない時間がすごく長かったんですけど、今こうして合宿に参加できて、滑れる喜びを感じてます」と、笑顔を浮かべた。昨季、氷上から遠ざかっただけに、久々に滑った時には「あって思いました。氷ってこんなに滑るんだって」と、感じたという。現在は滑ることができる喜びを日々感じている。「練習状況は、ここに参加している選手とは、比べものにならないぐらい。詳しくはお答えできないんですけど、今少しずつ元気になってきている。心は元気なので、体もついてきてくれるようになれば」と、見据えた。
今季のプログラムはSPは18-19年シーズンに使用した「イッツ・マジック」、フリーは「フェアリー・オブ・ザ・フォレスト&ギャラクシー」。三原は「SPは少し大人になったなって思ってもらえるようにしたい。素敵な女性を演じられるように。フリーは元気いっぱいに最後まで一本調子にならないように滑りこんでいけたら」と意気込んだ。
新型コロナウイルス感染拡大防止のため、選手はリモートでの取材対応となった。