自転車、選考見直しは不当と訴え 五輪延期巡り初の仲裁申し立て
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日本自転車競技連盟が新型コロナウイルスによる東京五輪延期を受けて見直した男子ロードレースの代表選考基準は不当だとして、代表候補の増田成幸選手(36)=宇都宮ブリッツェン=が、日本スポーツ仲裁機構に仲裁を申し立てたことが23日、関係者への取材で分かった。五輪延期による代表選考変更を巡る問題で仲裁が申し立てられたのは初めて。
連盟は5月末までの国際自転車連合ワールドツアーや国内レースなどの成績で、2代表を決める予定だった。しかし3月に同ツアーなどが中断。これを受け5月に、ツアーが再開されれば中断によって失われたのと同じ78日の選考対象期間を設けると発表した。