白鵬「いい響き」50回目ストレート給金 輝を一蹴、朝乃山と一騎打ちムード高まる
「大相撲7月場所・8日目」(26日、両国国技館)
横綱白鵬が輝を一蹴し、自身50回目のストレート給金。関脇御嶽海が敗れ、全勝トップは朝乃山と白鵬2人と一騎打ちムードとなってきた。1敗で両関脇正代、御嶽海、平幕照ノ富士が追う。
この日も鋭い踏み込みを見せた白鵬が、完勝で自身50回目のストレート給金を決めた。「50回目ですか。いい響きだね」と笑った。
輝の突き、押しを冷静にさばき、最後は首根っこを押さえてはたき込んだ。「できればつかまえたかったけど、輝関のうまさがあったかな。そのうまさを力でねじ伏せた感じかな」と自画自賛した。
横綱と大関がトップを走る8日目までを「当然と言えば当然」と振り返る。同時に「2~3年大関で取っているような相撲内容。新大関という名前がふさわしくないかもね」と朝乃山の充実した土俵に目を細める。早くも一騎打ちの様相を呈してきたが「それがやっぱり仕事、務め、責任ですからね」と一人横綱として先頭の座を譲る気はない。