白鵬が全勝で単独トップ 敗れた朝乃山、照ノ富士が1差追走 かど番の貴景勝は7勝目
「大相撲7月場所・10日目」(28日、両国国技館)
全勝の新大関・朝乃山(高砂)に初めて土がついた。2敗の関脇・御嶽海(出羽海)と対戦。立ち合いで左の上手が取れず、逆に相手の上手投げに横転した。これまで幕内では2勝4敗と分が悪く、春場所も敗れている相手だった。
横綱として1000回出場となった白鵬(宮城野)は前頭5枚目の北勝富士(八角)と対戦。立ち合いから鋭い踏み込みで圧倒すると、一方的に前に出る万全の相撲で押し出した。全勝で単独トップに立った。
かど番の大関・貴景勝(千賀浦)は前頭4枚目の碧山(春日野)との一戦。激しい突っ張りの応酬から、じりじり下がったが、冷静に突き落とした。7勝目を挙げてかど番脱出まであと1勝とした。
1敗の関脇・正代(時津風)は小結・大栄翔(追手風)との一番。大栄翔ののど輪で弓なりにされ、引いたところを潜り込まれ、最後は相手の突き出しに土俵を割った。2敗目を喫し一歩後退した。
前頭17枚目の照ノ富士(伊勢浜)は同12枚目の松鳳山(二所関)を引き落としで下し9勝1敗を守った。