御嶽海、自力V復活!初顔の琴恵光を冷静に撃破 千秋楽勝てば巴戦「最後に笑いたい」
「大相撲7月場所・14日目」(1日、両国国技館)
2敗で変わらず単独トップの照ノ富士は3敗を守った関脇御嶽海と対戦。勝てば2015年夏場所以来2度目の優勝が決まる。御嶽海が勝てば1994年春場所以来の優勝決定巴(ともえ)戦になる。
終盤の大混戦、御嶽海に自力Vが復活した。初顔の琴恵光に押し込まれ、はたいて呼び込む危ない場面をしのいだ。土俵際、くるりと回ってすくい投げ。「落ち着いて自分の相撲が取れた。しっかり相手が見えていた」と冷静だった。
大関再挑戦に向けても足がかりとなる大きな11勝目。自身の目の前で同じ関脇の正代がトップの照ノ富士を下し11勝目を挙げた。「自分の相撲に集中した」と言うが、千秋楽に望みをつなぐためにも負けられなかった。
千秋楽、照ノ富士に勝てば巴戦。「しっかり自分の相撲を取って最後に笑いたい」と逆転V3に照準。一発勝負に強い御嶽海に最後の最後にビッグチャンスが巡ってきた。