桐生祥秀 中高生にオンライン授業 試合では「誰が隣でも1番をイメージ」
陸上男子100メートルで前日本記録保持者の桐生祥秀(24)=日本生命=が2日、「高校陸上ウィズ・アスリーツ・プロジェクト」としてオンラインサマースクール行った。
自身の練習方法や試合前の心境など、動画を交えて1時間程説明した。試合前は「誰が隣でも1番をイメージします。断然トップだろと言いきかせる」と言い、「良い意味で(自分を)だます」と気持ちの高め方を伝授した。
「練習でできることが本番でできない」と悩む声には、「試合だからこそできると思った方がいい。試合の方がアドレナリンも出るし、(試合の)緊張感もなかなか味わえない」と前向きに考えるようにアドバイスした。
1日に今季初戦を終えたばかりで「ここから試合勘が戻ってくると思う」と話す。次戦は23日のセイコー・ゴールデングランプリ。「トップスピードを意識して走りたい」と目標を語った。