御嶽海、V逸も大関視野 2場所連続2桁星、6回目の殊勲賞「自分の相撲を取れた」
「大相撲7月場所・千秋楽」(2日、両国国技館)
単独トップだった元大関の平幕照ノ富士が関脇御嶽海を寄り切って13勝2敗とし、2015年夏場所以来2度目の優勝を果たした。2度目の殊勲賞と初の技能賞も獲得した。御嶽海は11勝4敗で6度目の殊勲賞。
自力優勝の可能性を残していた御嶽海は照ノ富士との直接対決で敗れ、4場所ぶり3度目の優勝を逃した。両上手を取られると、力強い寄りになすすべなく土俵の外へ。「最後の最後に自分の相撲を取れなかったのは悔しい」と振り返った。
だが、2場所連続の2ケタ勝利で6回目の殊勲賞という大関とりにつながる結果に「今場所はよかったんじゃないかと思う」と満足顔。よかった点を問われ、「15日間体力が持ってくれたことじゃないですか。不安もありながらしっかり取れたので」と答え、「何がいいのかはよく分からないですけど、自分の相撲を取れたのはよかった」と手応えを感じていた。