パラリンピックも日程と会場維持 日程発表当初から1日前倒し

 東京五輪・パラリンピック組織委員会は3日、新型コロナウイルスの影響で来夏に延期されたパラリンピックの競技日程と会場を発表した。当初から1日前倒しし、一部の競技でセッションの開始・終了時間を変更したものの、五輪と同様に全体として同一日程と会場を維持した。8月24日に開会式、9月5日に閉会式が行われ、22競技539種目が21会場で行われる。

 会見には、新競技となるテコンドーの男子61キロ代表、田中光哉(28、ブリストル・マイヤーズスクイブ)がリモートで出席。コロナの影響により、対面や声を出しての練習に制限がかかっていることを明らかにした。

 現状ではコロナの収束への見通しが立たず、1年後の開催が危惧される。田中は「不安はだれもがあることだと思っている。最大の安全管理をしながら、全世界の選手も9月2日に向けて準備をしていく。いかに準備できるかを考えていくのがアスリートの役目」と、競技初日となる9月2日へ思いをはせた。

 会見に同席した組織委の中村英正ゲームズ・デリバリー・オフィサーは「来年の大会を目指して一歩一歩信じて進めていくのは田中さんと同じ思い。来年の夏にベストを尽くせるような状況を作っていけるよう、組織委員会一同頑張っていく」と決意を新たにしていた。

関連ニュース

編集者のオススメ記事

スポーツ最新ニュース

もっとみる

    主要ニュース

    ランキング(スポーツ)

    話題の写真ランキング

    写真

    リアルタイムランキング

    注目トピックス