瀬戸大也「苦しい日々」「自分を少し見失っている」延期五輪へ葛藤を吐露
競泳男子の瀬戸大也(ANA)が3日、1年延期となった東京五輪に対し精神的に「苦しい日々が続いている」と話した。デサント社の会見に出席し、オンラインで取材に応じた。
現状について、瀬戸は「練習は再開しているけど、気持ち的にもまだ身が入らない日が続いている。五輪に向けてやらなきゃいけない気持ちもありつつ、難しい、苦しい日々が続いている」と説明。「自分を少し見失っているところがある。何を考えていて何を目指したいか、正直分からない」と吐露した。本来であれば、競泳は既に競技を終えているだけに「どうなっていたのかな」と想像することもあるという。
モチベーションは上げられずにいるが「世界記録を意識してトレーニングをしたら、金メダルもついてくる」と瀬戸。頂点への思いは揺らいでいないだけに「延期は来年で進んでいるので、できることをやりながら、スイッチを入れたい」と言い聞かせるように話した。