池江璃花子 来夏五輪への涙のメッセージ 国内500万回視聴 世界130カ国配信
東京五輪・パラリンピック組織委員会の高谷正哲スポークスパーソン(SP)が4日、都内で取材に応じた。来夏に延期された東京五輪まであと1年となる7月23日に、白血病からの再起を目指す競泳女子の池江璃花子が新国立競技場から世界に発信したメッセージについて、国内で約500万回の視聴があったことを明かした。
同イベントで池江は上下が白色の衣装で聖火を灯したランタンを掲げ、コロナ禍の現状においてスポーツを行うことへの反対意見があることを踏まえた上で「ただ、一方で思うのは、逆境から這い上がっていく時には、どうしても希望の力が必要だということです」を呼びかけ、「1年後の今日、この場所で希望の炎が輝いてほしい」と、語った。イベント後、会場の去る際にはこみ上げてきた涙を拭った。
IOCによると、動画は130カ国・地域で配信されたという。