サニブラウン「金メダルを日本に」東京五輪、世界記録更新で目指す頂点
陸上男子100メートル日本記録保持者のサニブラウン・ハキーム(21)=米フロリダ大=が日本時間5日早朝、国際オリンピック委員会(IOC)のインターネットメディア「オリンピックチャンネル」のインスタグラムアカウントでのライブインタビューに登場した。
プロ転向を表明し、先日、練習拠点を大学から「タンブルウィードトラッククラブ(TC)」に変更したことを発表したばかり。同クラブはサニブラウンが17年に城西大城西高を卒業してから、大学入学までの間に指導を受けたレイナ・レイダー氏がコーチを務めている。男子三段跳び五輪2連覇王者のクリスチャン・テイラー(米国)や男子200メートルリオ五輪銀メダリストのアンドレ・ドグラス(カナダ)らが所属しており、一緒に練習に励んでいる。「経験豊富で、自分より速い選手がいることはモチベーションになる。彼らから毎日多くの事を学べている」と、刺激的な日々を過ごしていることを明かした。
来夏に延期となった東京五輪に向けて「本当にわくわくする。そもそも自分の国で五輪が開催されることを想像していなかった」とうなずき「自分はまだまだ100パーセントの選手ではない。フォームなどにも改善の余地があるし、日々小さな目標を達成していくことで金メダルや世界記録を目指して行きたい。東京五輪ではもちろん金メダルを目指す。金メダルを日本にもたらしたい」と、見据えた。
2009年に“人類最速の男”ウサイン・ボルト(ジャマイカ)がつくった200メートルの世界記録19秒19について問われると「本当に速いタイムだけど、でも超えたいと思う」と、力強く語った。