ウィザーズ八村、新人王ならず NBA各賞最終候補3人発表
米プロバスケットボール(NBA)は8日(日本時間9日)、今季の各賞の最終候補3人を発表した。日本人初のドラフト1巡目指名選手として注目されたウィザーズの八村塁はチームの主力として得点とリバウンド両部門などで好成績を残したが、新人王の最終候補には残れなかった。MVP候補には2年連続を狙うヤニス・アデトクンボ(バックス)、7年ぶり5度目を目指すレブロン・ジェームズ(レイカーズ)、17-18年受賞者のジェームズ・ハーデン(ロケッツ)が入った。
八村は昨年6月のドラフトでウィザーズから日本人で初めて1巡目全体9位で指名され、10月に日本人3人目となるNBAデビュー。初戦からスタメンで起用され、昨年12月1日のクリッパーズ戦では自己最多の30得点をマークするなどの活躍を見せたが、同16日のピストンズ戦で味方選手の足が股間付近を直撃する不運なアクシデントで23試合を欠場した。
今年2月3日のウォリアーズ戦で復帰した後も先発出場を継続。8月7日現在、46試合で1試合平均30・2分(新人6位)の出場で13・4点(同6位)、6・1リバウンド(同2位)などの成績を残しているが、長期欠場が影響したのか、新人王最終候補3人に入ることはできなかった。
今季のNBAは昨年10月22日に開幕したが、新型コロナウィルス感染拡大により3月11日に中断。7月30日にプレーオフ進出の可能性がある22チームでシーズンを再開したが、今季は中断された3月11日の試合までの成績、パフォーマンスを基に記者、放送局関係者の投票で決定。最終結果は17日からのプレーオフ期間中に発表される。
各賞最終候補は以下のとおり。
▽最優秀選手(MVP)
ヤニス・アデトクンボ(バックス)
レブロン・ジェームズ(レイカーズ)
ジェームズ・ハーデン(ロケッツ)
▽最優秀新人賞 数字は1試合平均(7日現在)
ジャ・モラント(グリズリーズ)
64試合出場で30・6分(新人3位)、17・8点(同2位)、7・1アシスト(同1位)
ケンドリック・ナン(ヒート)
66試合出場で29・2分(同7位)、15・2点(同3位)、3・3アシスト(同4位)
ザイオン・ウィリアムソン(ペリカンズ)
23試合出場で27・9分(同9位)、22・4点(同1位)、6・2リバウンド(同1位)
▽最優秀守備選手賞
ヤニス・アデトクンボ(バックス)
アンソニー・デイビス(レイカーズ)
ルディ・ゴベア(ユタ・ジャズ)
▽シックスマン(最優秀控え選手)賞
モントレズ・ハレル(クリッパーズ)
デニス・シュルーダー(サンダー)
ルー・ウィリアムズ(クリッパーズ)
▽最優秀躍進選手賞(MIP)
バム・アデバヨ(ヒート)
ルカ・ドンチッチ(マーベリックス)
ブランドン・イングラム(ペリカンズ)
▽最優秀コーチ賞
マイク・ブーデンホルザー(バックス)
ビリー・ドノバン(サンダー)
ニック・ナース(ラプターズ)