競泳・松元克央、半年ぶり実戦「安心した」 延期五輪へ葛藤も
競泳の松元克央(23)=セントラルスポーツ=が9日、千葉県国際総合水泳場で行われた記録会に出場した。昨夏の世界選手権で銀メダルを獲得した男子200メートル自由形は、1分46秒69。約半年ぶりの実戦に「タイム的にも悪くない。安心した」と語った。
東京五輪は1年延期。心はまだ100%の状態には遠く、練習の局面でも「何のために頑張るんだろうとか、そういう気持ちが邪魔している」。追い込み切れない自分に対し、葛藤の毎日だ。
現状を受け止めて前を向くしかないと分かってはいるが「ないもののために頑張れない」と松元。「開催されることを信じてモチベーションを上げるしかない」と何度もうなずいた。