アルバルク東京 田中大貴ら3選手コロナ陽性 氏名公表は「社会的立場を考慮」

 バスケットボール男子Bリーグ1部アルバルク東京は14日、日本代表の主力である田中大貴(28)ら選手3人に新型コロナウイルス感染症の陽性判定が出たと発表した。

 11日に選手、チームスタッフ、フロントスタッフ全員にクラブ独自のPCR検査を実施。13日に、田中のほか、小島元基(26)、津山尚大(24)に陽性判定が出た。3選手に発熱や倦怠感などの自覚症状はなく、13日から自宅待機を継続中。現在は保健所とともに濃厚接触者の特定を進めている。

 3選手とも直近2週間は練習参加と日常生活の範囲内の外出にとどめていたという。

 チームは14日から活動を休止。休止期間は未定で、A東京の林邦彦社長は「現在保健所の指導を頂いているところ。その結果が出たらあらためてクラブで検討したい」と話した。

 クラブは独自で感染防止に対するガイドラインを策定。競技特性上、距離を保つことが難しい場面もあるが、個人のモニタリング、マスク着用、ボールの入れ替えや清掃など、対策を徹底してきたという。林社長は「考えられる限りの対策を取っている」とし「厚生労働省やリーグからの指導に基づき、独自の対策ガイドラインを策定し、遵守するということを粛々とやっている状況だった」と説明。「これまで取り組んできた感染症対策について、関係者全員に再度周知徹底を図る」とした。

 なお、選手名の公表については「プロ選手としての社会的立場を考慮」した上での判断だとした。

 A東京は17-18、18-19年リーグ連覇を果たし、昨季はリーグ最高勝率を残した強豪クラブ。10月のリーグ開幕へ向け、7月21日から練習を再開していた。

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