天理大ラグビー部でクラスター 20人がコロナ陽性
天理大学は16日、同大学のラグビー寮で学生20人が新型コロナウイルス感染症の陽性が確認されたと発表した。
天理大では保健所などの行政機関と連携し、12日に陽性が確認された寮生1人の濃厚接触者59人のPCR検査を実施。15日までに19人が陽性と確認された。
また、14日に陽性が確認された寮生1人の濃厚接触者24人は現在PCR検査の結果を待っている段階にある。
陽性が確認された20人は、医療機関等へ移動。陰性が確認された40人は、寮を離れて2週間の経過観察を行っている。寮などの関係施設は清掃を行う。
天理大では、体育学部キャンパスは13日から閉鎖。杣之内キャンパスは8日から夏期一斉休室で閉鎖している。引き続き、24日まで学生の入構を禁止し、クラブ活動を原則中止した。
天理大ラグビー部は1925年に創部。上下黒のジャージーで関西大学ラグビーリーグは10回制し、昨季まで4連覇。大学選手権では18年に準優勝、昨季は4強に進出した。
同大学では「陽性者の早期の回復をお祈りするとともに、本学としては今後も国や奈良県の方針等を踏まえ、大学として必要な感染防止対策を行います。併せて、一人ひとりが『新しい生活様式』の実践例などを踏まえた感染予防に努めるよう徹底するなど、感染拡大の防止に努めてまいります」としている。