バスケ八村弟・阿蓮が代表“デビュー” 東京五輪共演へ「僕にもチャンスある」
「バスケットボールアクション2020ショーケース」(16日、代々木第一体育館)
男女5人制日本代表によるエキシビションマッチが、女子が前半2クオーター、男子が後半2クオーターを戦う特別ルールで行われた。女子の高田真希(デンソー)、男子の篠山竜青(川崎)らのチームアクションが、女子の渡嘉敷来夢(ENEOS)、男子で八村塁の弟・阿蓮(あれん・東海大)らが入ったチームパワーに96-86で勝利した。
20歳で東海大3年の八村阿蓮は「ハチ」「ムラ」にちなんだ86番のユニホームを着て出場し、約17分で4得点5リバウンド1アシストと貢献。年代別代表の経験はあったが、A代表“デビュー”を果たし「日本を背負っているっていう責任感が自分の中で芽生えた」と振り返った。
また、試合後のオンラインで取材では「こういった形で試合するのは初めてで変な緊張があったけれど、自分ができることを精いっぱい出せた。体の当たりの面ではそんなに当たり負けしたとは感じなかったし、リバウンドもある程度取れたのはよかったけど、技術面ではまだまだBリーグの人たちとは差がある。そういうところが課題だなと思います」とも語った。
試合前には、NBAウィザーズの兄・塁から「今回僕は参加できませんが、阿蓮が活躍してくれると思います。阿蓮頑張れよ!」というビデオメッセージが届けられた。
1年延期となった東京五輪に対しては「僕にもチャンスは全然あると思う」と語り、兄弟五輪出場へ意欲を見せた。
イベントは無観客で行われ、オンラインで無料配信された。