渡部暁斗「上達を楽しむ気持ちを探求したい」スキー勢 8月下旬から海外遠征再開
全日本スキー連盟は17日、都内で会見し、コロナ禍における新シーズンの強化方針などを発表した。皆川賢太郎競技本部長は3月以降、中止していた合宿を含めた海外遠征について8月下旬以降、順次再開することを表明。当面は渡航が可能なスイスが拠点となる。
医療コンサルティングのキャピタルメディカ社と提携し、検査体制や罹患(りかん)した場合の対応などを準備。8月下旬にアルペン、9月にモーグル、10月にクロスカントリー、11月以降にノルディック複合、ジャンプを派遣。オーストリア、北米が中心となるスノーボードのハーフパイプ(HP)、ビッグエアなどは渡航が可能になってからとなる。
現状では大会の開催の見通しは不透明だが、複合の渡部暁斗(32)=北野建設=は「北京五輪があるかないか信じられない部分はあるが、それはそれとしてまずは自分の上達を楽しむ気持ちを探求していきたい」、スノボードの鬼塚雅(星野リゾート)も「技を最大限磨いていきたい」と、プレ五輪シーズンに向けた思いを語った。