引退のバド・高橋礼華 試合会場で飲食店やりたい「楽しく観戦してもらうために」
バドミントン女子ダブルスで16年リオデジャネイロ五輪金メダリストの高橋礼華(30)、松友美佐紀(28)=ともに日本ユニシス=が19日、オンラインで記者会見を行った。高橋は引退を報告し、今後は後進の育成のほか、バドミントンの試合会場で飲食店をやりたいという夢を明かした。松友は現役を続行し混合ダブルスを軸に活動する。
高橋は、リオ五輪後にモチベーションに苦しんだことを明かした。代表入りが厳しくなった東京五輪が新型コロナウイルスの影響で1年延期となったことにも触れ、「あと1年、自分の気持ちと体がもつのかなという気持ちもあった」と涙ながらに苦悩を明かした。
今後については未定だというが、「お客さんがどういう風にバドミントンを見ているかに興味がある」と高橋。その上で、国内の試合会場で競技をより楽しむためのカフェのような飲食店を出店したいという目標を明かし、「できるかはわからないけど、(観客が)バドミントンをより楽しく観戦してもらうために、どういうことをしなければいけないかを考えて、これからやっていきたい」と意欲を語った。
また、「後輩の練習を見ていても、どうにかしてあげたい気持ちが強い」と、後進の指導にもあたりたいという。