バドミントン女子ダブルスで２０１６年リオデジャネイロ五輪金メダリストの高橋礼華（３０）、松友美佐紀（２８）組＝ともに日本ユニシス＝が１９日、オンライン会見を開き、高橋は現役引退を報告した。松友は混合ダブルスに軸を置いて現役を続行すると明言。高校時代から結成し、日本バドミントン界に偉業を残したレジェンドが、１３年間のペアに終止符を打った。

　同席した松友は、１３年間ペアを組んできた盟友に対し「高橋先輩、長い間お疲れさまでした。先輩とでなければここまでやれなかった。本当に幸せでした」と、時折声を詰まらせながら感謝とねぎらいの言葉をかけた。

　自身は現役を続行し、今後は混合ダブルスに主軸を置くことを明言。これまでは女子ダブルスと並行し、金子祐樹とのペアで世界ランク１９位につけているが、東京五輪後に向けて本腰を入れる。「これからは１年１年が勝負。今の目標としては、世界選手権で結果を残せるように頑張りたい」と再出発への決意を語った。