日本の初メダルが行方不明 アントワープ五輪テニスの熊谷

 日本の五輪第1号メダル、1920年8月のアントワープ五輪テニス男子シングルスで熊谷一弥が獲得した「銀」が紛失したまま行方不明であることが、22日分かった。23日はアントワープ大会で熊谷が銀メダルを決めた決勝から100年に当たる。

 ベルギーで行われたアントワープ五輪で熊谷は、シングルス決勝の翌日のダブルス決勝でも柏尾誠一郎と組んで準優勝。熊谷2個、柏尾1個の銀メダルを手にした。

 そのうちの1個を熊谷らから寄贈された秩父宮記念スポーツ博物館が、歴史的メダルとして「日本初のメダル・銀(熊谷一弥・テニス)」と表示してきた。

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