大坂なおみ 2年ぶり女王復権へ脱シャイ「これまでと違う自分に」サーブも改善で自信
女子テニスで世界ランキング10位の大坂なおみ(22)=日清食品=が全米オープン前哨戦のウエスタン・アンド・サザン・オープンで半年ぶりの公式戦に臨む。21日にオンラインで開幕前日会見に臨み「いろいろなことを考える時間があり、これまでと違う自分になれた」と、コロナ禍でも着実に成長していることを強調した。
力を注いだのがサーブで、昨年末から指導を仰ぐ理論派のウィム・フィセッテ・コーチと改善に取り組んだ。「それまで何かしっくりきていなかった。ツアー中断中に何本も打って、違和感は拭えた」と自信。内面とも向き合う時間を取ることができ「シャイな自分から脱し、自分のやりたいことを隠そうとしないようになった」。口ぶりからは精神面の余裕も感じられた。
昨年のこの大会は準々決勝で途中棄権し、続く全米オープンは4回戦敗退で2連覇の夢が消えた。2年ぶりの女王復権へ、大坂の「夏の陣」が始まる。