クレルモン松島が軽快“仏デビュー” 好プレーを披露「自信を持ってやっていきたい」
「ラグビー・仏1部リーグ、クレルモン13-27ボルドー」(22日、チュール)
ラグビーのフランス1部リーグ、クレルモンに加入した松島幸太朗(27)が22日、フランス南西部のチュールで行われた強豪ボルドーとのオープン戦にFBで先発出場を果たした。昨年のW杯で日本代表の8強入りに貢献した松島は7-17とリードを許した前半のみで退いたが、軽快なステップや堅守で会場を沸かせる場面もあった。試合は13-27で敗れた。シーズンは9月に開幕し、チームは6日の初戦でトゥールーズと対戦する。
試合開始から約10分。パスを受けた松島はボルドーの防御へ果敢に突進すると、体を反転させながら相手をかわした。持ち味の軽やかなステップに、約1500人の観客を集めた会場がどっと沸く。「スピードとハイボールのキャッチは結構できていたので、自信を持ってやっていきたい」。注目の“デビュー戦”で、あいさつ代わりの好プレーを見せつけた。
コロナ禍で練習できない期間もあり、渡仏後の1カ月で急ピッチに仕上げてきた。課題だった体力面は上向き「チームメートとのコミュニケーションはしっかり取れている」と、最後尾からの指示も的確にできた。
アゼマ監督も「彼はチームの強みになるだろう」と高評価。指揮官やチームメート、ファンの信頼を得ながら、新天地でのシーズン開幕へ向かっていく。