日本相撲協会、出稽古禁止を継続へ 力士からは解禁望む声も

 大相撲秋場所(9月13日初日、東京・両国国技館)前も出稽古禁止が継続されることが25日、決定的となった。この日、日本相撲協会執行部の定例会が開かれ、芝田山広報部長(元横綱大乃国)は「出稽古は無理」と語った。31日の年寄総会で全親方に通達される見込みで「なぜできないのかというのも伝えないといけないから」と同部長は説明した。

 新型コロナウイルス感染予防のため、3月の春場所以降、約5カ月も出稽古禁止措置。力士らからは解禁を望む声が上がっていたが、今場所も見送られた。芝田山部長は前日、「万が一、陽性結果が出た場合、相手方の部屋のお相撲さんもみんなPCR検査を受けないといけなくなる」と、日程的に難しいとの見通しを示していた。

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